サポセン

電話がけたたましくなった平日の昼さがり。

コンナ時間にかけてくるのは、ヤツしかいない。

ヤツとは最近しつこい、あるソフトのサポートセンター。ユーザー登録したあの日から、有料のサービスに加入しろってうるさいの。年間38,000円

そんなにサポートしてもらう機会もないのに、38,000円てどー?

そのソフトが28,000円。ソフトより高いサポート料金てどうよ。

料金設定おかしい。アーうざい。と、電話を放置し続ける。

ドタドタドタ・・・

なにっ!?

あまりの呼び出し音のうるささに、まったりとした休日を過ごしていた父が、部屋から出てきた。

「なんだ!!! なんの音だ!!!」

わかってないし。

大変なんです。いろんな音がなるコノ世の中で、電話の音を聞き分けるのも大変なんです。

「あ・・これか。 電話か。」

ようやくわかったらしく、まんまと出た。

「はい~ 花ですぅ。」

「はい・・・」

「はい・・・」

「お待ちください・・・」

やはり、私か。

例のサポートセンターらしい。

「おい、ハナ。 ○○センターだとよ。」

そんな父の言葉に、顔を歪めてクビをヨコにふった。

カックイ!

よろしく。

え・・・

ねぇ・・お父様。

アナタ、保留ボタン押してました?

リピィト

うん。

押してない。

保留ボタン、一度だって押してないね。

受話器を置き、父は部屋に戻っていった。

戻りながら、父は言った。

「なんか、相手にバレテタ。」