ぼにくら

濱田さんの退団はショックだったけど、いつ出ていつ変わるかわからない四季キャスティングとは違い、外部では必ず出るとわかった上で観られるからそれはそれでいいかと思い、退団後初のこの舞台を楽しみにしていました。
というわけで、ボニクラ観て来ました。
その感想を終演後拍手を贈る我々で表現するならば、


少々のネタバレと、もやっとした感想です。
クレーム等受け付けておりませんので、ご了承頂ける方のみどうぞ。

■簡単なあらすじ■
要は大恐慌時代に実在した銀行強盗ボニーとクライドが出会って死に至るまでを描いたアメリカ映画の
『俺たちに明日はない』です。
舞台は世界恐慌のテキサス。
母親のカフェでウェイトレスとして働く映画スターを夢みるボニー(♀)。
子供の頃から刑務所を出たり入ったりし、新聞に載る有名なギャングに憧れるクライド(♂)。
全ての人々が死んでるみたいに生きているこの暗い時代を抜け出し、スポットライトをあびたいと願っていた二人は意気投合。
そして銀行強盗を繰り返すうちに新聞の一面を賑わすBIGギャングカップルに。
警官に追い回されていたある時、クライドの銃が暴発する、人は殺さないでお馴染みだった彼らの運命、これいかに!!!

舞台は、濱田さんの歌ではじまります。

え?贅肉?何それ?っていう衣装で歌ってました。
本当に退団したんだなあとしみじみ思い聞いていました。

これが後の恋人で相方となるクライド君とその兄バック。
後に出会う二人のこれまでの物語を”一方その頃は・・”みたいな構成で同時進行で見せるアレです。
ていうか、

耳はよく聞こえる方ですが、さっそく聞き取れない歌詞とセリフにやはりこうなりますかと思う。
とはいえ、全員が聞き取れないわけじゃないです。

隣のスズオは、

そう思い心が折れたそうです。

しかし相変わらず濱田さんの歌のうまさは健在で、セリフも聞き取り易いです。
でも、何故だろう。

これまでの様に、聞くだけで震えて泣けてくるという事がなかったです。


これが劇場だとします。
今までだと、その歌声や迫力で


劇場がパンパンに膨らむような、そんな迫力を感じていたのですが、


8割程度に程良く収まる。
そんな感じがしました。
これって劇場の作りとか、音楽機材とか、規模の違いなのかな?

今回、我々は確信しました。
ミュージカルが好きっていうより

しかも演目に偏りが多いし。
だから今回観たこの舞台も、我ら夫婦の趣味嗜好には合わないだけで、合う方にはとても素敵な作品なんだろうと思います。

ポスターにて、

真ん中の音はすごく綺麗でした。
ただ、上と下の音域になると一定の音から動いてないように聞こえました。
そんなクライド君はさすが主役なだけあって、舞台でも大活躍で、その様子を表現するならば


(一部さるぐつわ処理をほどこしています。)

クライドは素行が悪すぎる人物設定だけど、それを演じる彼は育ちが良さそうな男の子でした。

あと、ちょっぴり楽しみにしていたのがテッド役の藤岡さんです。
むかーーーし、『ASAYAN』というオーディション番組のケミストリーオーディションの最終選考まで残った彼です。

何となく彼の歌のうまさと、ちょっと生意気設定だったあの事はいつまでもおぼえていて、これまたむかーーーしに、どうしているのか気になって検索した時に舞台もやっている事を知り、その歌声を聞いて

と思っていていつか生で聞けたらいいなーと思っていました。
聞けて良かったです。

そして何という甘い歌声。
声楽やってる人の歌って感じではないですが、綺麗な歌声で


そして、そんな感じの歌いまわしでしょーもない動画つくりたいんです。
と、このミュージカルとは全く関係ないことを思いながら見てました。

そして、長く感じるのは気のせいですか?

大勢で歌う事はほぼなく、ひたすらにソロ祭で観劇時間がとても長く感じました。
わたくし、途中から少々飽きてきてました。

役者さんどうこうというより以前に、もやっとしたのはそのストーリです。

このストーリーに心ふるわせるには、大人になりすぎたのでしょうか。

夢を見る事すらも難しい世界恐慌の中苦しいのは皆同じ。
それでも生きていこうとしている人々がいて、それが若い君達にはまるで死んでいるように見えたとしても、そんな人たちから奪う金で叶える夢、それが夢かね?
こう思ってしまうのは脚本内容ですか?それとも、その時代なら”初老”と呼ばれるであろう年齢だからですか?

と注意しようとしたところで、彼らなら

こうなるだろうけど。

私はこの演目を観て、何を思えば良かったのでしょうか。
彼らの若さや社会のせいで片付けることはできませんでした。

もうちょい、主役達の過去なり環境なりをもっと掘り下げて、その状況下だからこそ芽生えた彼らの思想をもっと丁寧に盛り込んでもらって、人生や人間の哀愁が帯びた設定だとまた違う感想を持てたのかも知れません。
ただ、そこまですると作り話化してしまい、実話という名目上まずいなら、悪しき時代背景とそれに翻弄されていく人々の描写がもっと欲しかったです。

犯罪犯してヒャッホー言うてる男と、そんな男に惚れてる女と、弟かっけー!言いながら最終的には加担した兄。

君たちに私はこの妄想を捧げたい。

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